フィールド広げて、ダーチャ活動。

お久しぶりです。 2020年・冬からすっかりご無沙汰していましたが、2022年5月。 ‘ダーチャ活動’なる造語をひっさげ、 ちょうど「畑をやりたい」タイミングで集まった方々と、畑づくりを始めました。 広大な風景の広がる畑。 札幌中心部より、たぶん3〜5°は気…

青いトマトの美味しい食べ方

爽やかな秋晴れだなぁなんて空を見上げる横で雪虫が舞う季節になった。 この辺りは冷え込みがきつい。初雪のニュースも聞こえてきたし、そろそろ 冬タイヤへの交換時期を考え始めている。 一見まだ青々として見える庭の植物も、ぎぼうしの花が終わると秋明菊…

キャベツカッター出番なし。ソープワートはサボン草。

ようやく夏らしい気温になった。寝苦しい夜はまだ一度もないけれど「暑いなぁ」 って言って扇風機を使えることが嬉しい。少しでも肌寒くなると「今だ!」と 言わんばかりにダウンを羽織る南国の人のように、少しでも暑さを感じると ノースリーブやショートパ…

健胃を願ってミント・ブラザーズ

夏至が過ぎ、(北海道は8月だけど)七夕が過ぎ、存分に日光を浴びたおかげで 茂って、繁って。庭のハーブがすごいことになっている。ので最近は、時間を 見つけては旺盛な彼らを刈り取り水洗い、ドライにしたり、ウォッカやビネガー (酢)に浸ける作業に取…

匂天竺葵、コウノトリ、アリマキ

明日、庭で寄植えWSが開催されるというのに豪雨になった日。 お願いしていた外看板を仕上げてもらったので「楽しくしてたら何とかなるかな」 マインドで、全身で雨を受けながら看板をとりつけた。 それが功を奏したのか、はたまた晴れの性質をもつ方々が集っ…

ハンガリー・ブダペスト郊外の菜園生活

じっとしていても自然と汗ばんでくる真夏日に、ブダペストから車で 1時間ほどの郊外で暮らすコレクターさん宅へおじゃましたことがある。 ピンク、白、赤の可愛いゼラニウムが「ウェルカム!」って感じで出迎えて くれて感激した。 アンティーク好きが嵩じて…

夏至の日のこと、続・ナルシマさん

2020年の夏至の日(6月21日)は、日食(アフリカからインド、中国、台湾では 金環日食)と新月が重なる占星術的にも天体的にも珍しい条件の揃う日だった。 (と、ゲイカップル占星術家 トシ&リティ も言っていましたよと。) だからかな、夏至の前後 数日間…

ドレスデンのパンクガーデン。あと、YouTube始めました。

車に乗ると何だか暑くて、ヒーターが入っているのかとエアコンパネルを カチカチやったら外気温が出た。26℃だって。北海道にいたらそれは 暑いよ。空は曇って青空ひとつ見えなかったのでまさかこんなに気温が 上がっていたとは意外だった。夏至の日の夜なん…

Solo Solo Shanti ソロ・ソロ・シャンティ

閉じかけたオリエンタルポピーの花は三角形をしている。 つぼみが大きく少しずつ花びらの開く様子を眺めることのできるこのポピーには 先日のシャーレーポピーのような「ある日とつぜん感」がなかったりする。 オリエンタルポピー ケシ科ケシ属 学名:Papave…

シャーレーポピー、ダーチャの染谷くん

昨日まであんなに小さなつぼみだったのに、翌朝にはもう花ひらいている。 この時期の庭は展開が早くて目を離せない。明るくなると庭で起きていることを 確かめたくてぼさぼさ頭のまま外へ出る。朝露で空気がまだ湿っているなら パーカーのフードをかぶればい…

ライダーハウスくろねこや

早く目が覚めた朝、licaさんに頂いたサンキャッチャーの周りに、もう何年も前に ウィーンの手芸店で見つけたオーナメントを飾り付けた。緑の中にきらきらと輝く 透明なものがあると空間が華やいでとてもいい。 飾り付けて満足して二度寝する時になって、そう…

思い出の庭

外壁の応急処置が終わり、実家からピックアップしてきた母のガーデン雑貨を ダーチャまわりにディスプレイしたり寄植えを作ったりした。 c-dacha.hatenablog.com 新旧パッチワークになった外壁。防腐剤塗りたての新しい板には、イギリス製の ガーデンツール…

ギンザ洋装店、外壁の応急処置とパラレルワールド

東京の銀座で洋装店を営んでいたナルシマさんが、戦争で疎開してきたこの地でも 洋装店を営み、それでこのダーチャ前の坂に‘銀座坂’という愛称がついたという話。 c-dacha.hatenablog.com その場所は旧簾舞通行屋前の通りにあった商店街と聞いたけれど、この…

苗とガーデン雑貨がやって来て、雨後の苗植え

苗をいろいろ入手して、母のガーデン雑貨をピックアップして戻ってきたら 雨になった。 コロすけの外出自粛要請がいったん解除になったタイミング。久々の実家で、 妹と相談しながらOKの出たスチールオブジェやプランターをどんどん物置の 外へ並べる様子を…

下見板張りの応急処置、ナチュラル・ミステリー・プランター

ダーチャ小屋の外壁は、下の板に上の板が重なるように貼り合わさっている。 こういう貼り方を「下見板張り」というのだと、いつだったかみえた古民家や 歴史建造物に詳しい方が教えてくれた。 今、Mさんことトクナイ先生に、この外壁の応急処置をして頂いて…

諸君〜、春は苦いものを食べよ。

こんなタイトルにしたものだから、『攻殻機動隊』のタチコマとソ連時代の プロパガンダアートがいっせいに頭の中にほわほわと浮かんできてしまった。 OK、いったん頭の中を空にしよう、心をしずめよう。 先日、licaさんと山菜の話をしていた時に「春は苦味を…

折り合いをつけながら日々は過ぎてゆく

庭のあのスペース開墾したいな〜.. 家の中 整理して仕事しやすくしたいな〜.. あれしてこれしてああやって..。今日はこれできなかった、それは明日にしようと 折り合いをつけながら日々はあっという間に過ぎてゆく。 もし、自分が2人いたら。あれもこれもそ…

かはたれ時、たそがれ時

今朝は早くに目が覚めた。夜明け前。太陽ののぼる少し前のあの、宵闇に うっすら白みを帯びる時間帯。視界が徐々に明るくなって行く‘かはたれ時’。 訪れた今日を歓迎するかのように鳥たちのさえずりが始まる。 かはたれ時は、薄闇でそこに人がいるのはぼんや…

桜の雅、すべては泰然と育まれてゆく

樹齢80歳の桜が散ると、あたかもタイミングを見計らっていたようにして ダーチャ内の桜が開花した。残像の余韻を知り尽くしたVJの匠の技のような 見事なフェードアウト・フェードイン。桜の雅による粋な演出。 ここからの眺めも麗しく ここからの眺めもまた…

鞍馬寺、桜、ナルシマさん。

昨日は満月だった。 満月と、ダーチャ東南にある斜面の木々 ネイティブ・アメリカンは5月の満月のことを「フラワームーン」と呼んでいると 知り、素敵だなぁと思う。5月の満月はウエサク満月とも呼ばれる。京都の鞍馬寺 では毎年5月にウエサク祭(五月満…

長物の枯れ葉を集めていたら海馬からマラムレシュの光景が蘇った。

地面にひざをつき土に触れていると、海に入ってはしゃいでいる時のような 何ともおおらかで愉快な感覚になる。そうか、私にとってここは海なんだ。 庭に浮き玉や貝殻を置く趣味も、であれば理解できる。土でできた海は溺れる 心配がない。土中から太いみみず…

桜が咲いたし雨も降ったし

ダーチャ小屋に家具を入れ、インテリアをあれこれ飾り付けていると 子供の頃に大好きだったままごと遊びの感覚になる。コロすけの影響で 自粛生活が長引きそうだ。先行きは不透明ながら店があるからこそ、 夢の領域で生きていられる。 雨の予報の日、桜の古…

真夜中に芽が出た玉ねぎのことが気になった

日中、芽が出た玉ねぎを植えたのだけれども、その植え方がどうもおかしいと 気になって眠りについたら夜中に目が覚めた。間違いなく、玉ねぎのことだ。 パソコンを開き『芽が出た玉ねぎ 植える』で検索をかけた。 あ。やっぱり植え方おかしかった。 この、ち…

打ち捨てられたソ連時代彫刻のレクイエム

瀬戸内寂聴のコラムで、飛行機内で隣に座るのはどんな人だろうと 思ったら、格好いいブーツの足元、これは当たりと見上げたらそれが 辻仁成だったので大変楽しいフライトになったというのがあった。 すごくわかる。 飛行機で隣同士になったからと言っていつ…

ガラスの苗帽子

1週間前にいただいた大きな桜の枝。こんなに大きな枝をいけるなんて そうそうないことなので、切らずにそのまま投げ入れた。いけばなで いう投げ入れは自然調に花をいけることだけれど、この場合は作為 なし。つぼみがふっくらふくらんで、淡いピンク色をし…

終雪 春になってさいごにふる雪

早朝、寒いなーと思って目が覚めた。窓から外を見て、一瞬、 冬のはじまりに戻ったような不思議な感覚に陥った。 4月も下旬にさしかかるというのにまた雪が降った。 春の雪、朝4時半頃の風景。 冬の終わり、春の始まりにふる雪を 終雪 というそうだ。 種まき…

野菜、再生。キッチンガーデンのすすめ

まだ雪のこる3月。前月、最愛だった猫のしまくんとの突然のお別れで うつうつしていた気分を転換しようと、窓辺にキッチンガーデンを つくりました。 つくりました、って言っても水にさしただけだけどグリーンに癒やされる 料理ででた にんじんのヘタと、ス…

水菜とほうれん草の種まき、桜の枝

もう4月も下旬というのに、早朝に雪マークが出ていた。 北海道の春はやっぱり油断ならない。 小春日和の日曜日、せっせと畑にはびこるミントやヤマゼリの根を とりのぞき、ほこほこになった土に、水菜とほうれん草の種を すじまきした。 最近、庭の奥のベリ…

地球にキスをする

ここは場所柄、ウォーキングと犬の散歩をする人が多い。 まぁ、多いと言っても田舎にしてはと付け足しておこうかな。 ご近所にベルギー人のワタナベさんという方がいて、彼女も犬のビリーと 散歩している。会うとときどき、立ち話をする。 昨年、ルーマニア…

妖精の杯

雪どけ。 春だよ、春が来た。 庭に出ると、たち枯れたまま雪の下になった植物たち、 その上に折り重なる森の落ち葉が一度に現れました。 そうだ仕事であわただしくて、一息つい頃すでに庭は 雪の下だったんだ。昨年の秋冬のことをあれこれ思い出しながら 落…