野菜、再生。キッチンガーデンのすすめ
まだ雪のこる3月。前月、最愛だった猫のしまくんとの突然のお別れで
うつうつしていた気分を転換しようと、窓辺にキッチンガーデンを
つくりました。
つくりました、って言っても水にさしただけだけどグリーンに癒やされる
料理ででた にんじんのヘタと、スーパーのスプラウトコーナーの豆苗
(とうみょう:えんどう豆の若芽)。豆苗は株が大きかったので
ふたつに割って、それぞれガラス容器に入れて水に浸した。あとは
日当たりのある場所(うちはキッチンの窓辺)に置いておくだけ。
気温や日当たり条件によるけれど、いちばん下の新芽の部分を
残すように刈り取ると、数日後にまた収穫できるくらい伸びます。
これは野菜のヘタや根など、通常は捨ててしまう部分を捨てずに
再度、成長させ収穫するいわゆる再生野菜。リボベジ
(リボーン・ベジタブル Reborn vegetables)とも呼ばれます。
代表的な野菜に大根、にんじん、ねぎ、豆苗など。水に浸ける、
土にさしておくだけで葉や根が伸びて再び野菜が収穫できる、
簡単で場所をとらない野菜の栽培方法。家の中でできる最も
シンプルな家庭内菜園。
さしていたにんじんのヘタに根がはったので、土に植えてみました。
この辺りまだ雪がちらつくので、朝晩、寒くないようベルクロッシェ
(ガラスの苗帽子)をのせてます。ちなみに奥の葉は水仙、チャイブ、
手前の鈴蘭みたい葉は行者にんにく。水仙だけ、食ベルナ危険の
猛毒植物なので気をつけなさいよとこの園芸スペースを見かける
諸先輩から有難きアドバイス。
ベランダのある人はベランダで、ない人は玄関などで、プランターに
土を入れてやってみてください。プランターがなければビニール袋でも
OK。可愛いデザインの袋に入ったにんじんの葉が伸びるの、見ている
だけでテンション上がります。
クリームチーズとパプリカににんじんの葉をのせたトースト
にんじんの葉は刻んでスープに入れたり、生のままサラダでも食べられます。
葉の形が良いので見た目も可愛く幸せ。
ミートソースとチーズがけライスに にんじんの葉・豆苗を添えて
辛味のあるハンガリー産パプリカペーストをのせた昨日のランチ。
ちょっとグリーンを添えるだけで美味しさ倍増しますね。
味覚、嗅覚だけではなく、人は五感で食事を味わっている。
学名:Trillium smallii Maxim
和名:延齢草
英名:Wakerobin
で、今、森はスプリング・エフェメラルが顔を出しているので
ワンプレートを手に、奥の森でおうちピクニック。
空を見上げるとこもれびと樹影。鳥のさえずりに時折まじる
車や飛行機の人工音も人心地がする。川のせせらぎや鳥の声など
自然音だけのアトモスフィア音楽があるように、人の暮らしが
息づく人工音もまた現代的と思う。
ごちそうさまでしたー!
YouTubeに、 再生野菜のやり方について、
とてもわかりやすい動画があったので貼っておきまーす。